Cv値とは、バルブ等の容量係数の1つで、流体の流れやすさを示すものです。
その値が大きいほど流れやすいということになります。
また、配管に施工するバルブを選定する際に役立つ係数ともいえます。
バルブの場合、種類・形状や口径により、ある程度決まりますが、厳密には流体の種類・温度・粘度・比重・圧力・ポート前後の差圧、バルブ本体やポート部の構造・寸法などさまざまな数値を元に算出されます。
例えば、同じ口径でもバルブの種類・形状により、圧力損失(エネルギー損失)が変わってきます。
※圧力損失とは:流体が配管などを通る際に、摩擦などにより失うエネルギーのこと。
これらを考慮して算出したCv値を用いることで、バルブの選定が行いやすくなります。